settings

No.31

#CoC 「爛爛」のネタバレを含みます。
シナリオ全編終了しました。


▼全体の話
・キャッチコピーが正しすぎる
「あなたがた」のための物語。←本当にそう!!!!!!!!
大きな愛のもと生かされ託されたPCたちの終結として、世界対象であり世代を超えた長い長い愛情があり、規模が大きいキャンペーンらしいシナリオで緩急が大きく、それなのに穏やかに着地し、めでたしで終われる物語、たくさんよかったし読了感がとてもいいですね…。
大変楽しかったので、この感想のメモはずっと嬉しかった良かったをこね回す話になります。

別に、終盤に行くにつれて「そのアイ(眼/愛)が運命を変える」だ……!!!!!!って口から出そうになりました。
これは平成美少女ゲームのキャッチコピーだし、物語内容の重複がなにかある訳でもない。
でも運命変えたから、つい思い出しました……。

・共通項の嬉しさ
事前情報から察される範囲内で、古物研究家と記憶喪失ってどういう出会いで一緒に歩いてくんだろう…もしかして記憶喪失さん、古物なんか?とぼんやり考えていました。通過後思うと古物ではある。
蓋を開いたら因縁があって、目に共通するいろんなことがあって、きれいに人生の関わりが開示されていき…シナリオ構成、美しかったな!?と思い返します。
起承転結というより起転々結!!!!!!の体感ではありましたが。
取りこぼしたら取り返しのつかない情報というのもなく、得られたものでちゃんと話を進めていける、丁寧なシナリオでした…。本当にありがとうの気持ち。

・エンディングについて
もしシアエガを退散させてそのまま世界を復興させていこう、神話に類するみんなも穏やかに見守っていくよ~エンドだったらそれはそれで喜んでいたと思うのですが、このままエルダと一緒にみんなを見送ることになる可能性が横たわっているのか…と少し寂しい思いにもなっていました。探索者であるという前提条件を除き。
と思ったらでっかく世界再構成の話になり、記憶がありながら特別ではないただの人間としての生を得ており…!!
というか終盤、もうヴァルトさんが神格へのとげとげしい態度ではなく、抗う1存在への鼓舞として寄り添ってくれていたのが心から嬉しかったので感情としての人適正は余裕であったのだろうと思います。喜んでいる場合ではなかったので反応できなかったけれど、とても嬉しかった!!

それぞれの神格としての最後の大仕事の描写、よかったですね。直前に無慈悲な蹂躙のシアエガ描写と緊張していた大戦闘があったから余計に優しい文章が染みわたりました。やさしさ…。
グロースとしての経験と、秘匿でいただいてた文章からもしかしたら1人を生贄にしないで2人、それぞれ命を使った決断になるかも…とも勝手にしんみりしていましたが、最後にお互い「またね」と言って明るく次の出会いを約束して別れられたのが、とても嬉しかったです。
外出が制限されていたころに作られたシナリオと伺っていたので、たどり着いた結論の部分にあるのが世界は美しいという賛歌だったのがとても良かった…と思います。
プロローグでのアルバの世界をもっと愛せますように、という祈りがまた染みる。爛爛って人間賛歌………。


▼箱庭の話
・箱庭萌え人間
PLで浴びさせていただけて嬉しかったです!!!!!!!愛由来の歪な箱庭、だーーーいすき!!!!!
オーバーテクノロジー、完璧すぎるヴェルゼAIが作り出したゆえに完璧なコピペすぎてナガアエを初めとしたさまざまな神話由来の危険要素を排除できていないところが良かったです。
誰かを守るための箱庭って危険が神経質に排除されたものをつい想像するけれど、そこの調整も出来ないところにキャパシティのいっぱいさを感じて、頑張ったね…と肩を叩きたくなりました。

・壊すべしのところ
庇護に反抗したかったわけではなく、PC視点対等な友人のヴェルゼに一方的な負担をかけ続けることが許せなかったので暴れになりました。
「寂しい」という感情を持ってグロースから人にしてもらった恩義?思い?もあるので、自分の知るヴェルゼをまた一人にしたくなかったのも大いにあります、たぶん。
でもお庭の中で一緒にご飯を食べたり、カップ回収係さんと食器洗いセンターさんができたりした、ささやかな思い出も大事だからまた別の形でも一緒に過ごせたらな、と思っていたのがEDで報われて、それも嬉しかったです。
どこかで生きているかもしれないエンドも宛のない希望だからきっと嬉しい〜〜!!!と言っていたのですが、それでもまた会えたからチャラだよな…!!!!!ミルクコーヒーダンス。


▼大きい愛と寂しさの話
・寂しさ
たった一人の宇宙飛行士ヴェルゼがこぼした寂しいに応えて形作られた生き物HO2とエルダの成り立ちがそれはもう好きで……。
2話の導入の夢、とても好きです。なりたちが人とは違うとしても、似た寂しさを抱えているから歩み寄れるという点で大きな納得があるし、その歩み寄りが相互理解への道と愛じゃよ…とも思います。
きっとどちらかひとりならヴェルゼ亡き後またひとりぼっちの彗星に戻っていたし、2人で生まれて良かったねとシナリオ側の構成がとてもちゃんとしているという経緯、あります。

・優しい人間の形をしていること
3話でエルダと話せたとき、「自分たちが出会ったヴェルゼやリンが良い人間だったから、人を憎まずここまで来られたんだろうね」という話をしていただいて、その時点で本当にそう~~~~!!!!!と思ったのでよりエルダへ大信頼になり、PLの懐き度がカンストしたわけです。ほんとうにそう。
生まれがたとえ寂しさへの呼応の愛だとしても、悪意に晒され続けたら歪むと思うので…。
暴力や人体実験を受けていたことへのラーラのダメージが限りなく小さかったのも、悪意を受けても余りある優しさと善性を浴びていたからなのだと思います。
でも表に出してくれない人の痛みは想像することしかできないから、過剰に反応してしまうのだと思う、ずっと。その割にずっと応急は下手でしたね。


▼ドイツ観光楽しかったね
・いっぱいご飯食べたね
表題通りすぎる。たくさん時間取っていただいて観光調べながら歩かせていただけてとてもたのしかったな〜!!!!!
ご飯を食べたり、現地の風景を見たり、段々と小物が増えていくのも記憶喪失さんはとても嬉しかったです。
記憶が戻ったとしてもこの経験はラーラのかえがたい思い出であるのでしょう。
1話から正装イベントあったのもオタク心に嬉しかったな。そんな速攻お出かけ着を与えられていいんだ…。

・車の旅
全然幕間の話なんですが車移動なのも嬉しかったなと思い返します。
ラジオの知らない歌を一緒に歌ったり、車窓から見えるさまざまをふたりに聴いたり、楽しい旅路だったのでしょう。
1、2話のさまざま、本当に無限の余白なので観光案内を見ながらしばらく喜びます。存在感がありすぎる…。


▼NPCのみなさん
・みんな………
みんなシナリオの根底に流れる愛を伝えるように、ちゃんと接触や言葉にしてくれるひとたちだったな、と振り返って感じます。
気持ちを伝えることを惜しまない人達だった。
PCふたりをまとめて抱きしめてくださるシーンがそれぞれ強く印象に残っていて、思い出すと泣いてしまう部分、ここ。
いまもベローチェでべそをかいている。たくさんの愛の元に立っているシナリオを体現した人たち…。

🌟ヴェルゼ
彼がとてつもなく賢くて、人も人でないものも愛してくれたから始まってしまった物語…!!!!!!!
全てを知ってるからこそ一緒に車の旅も日常も楽しんでくれてたのかな、という気持ちと何回もこれを繰り返していたら狂う…という気持ちとあります。エンドレスエイトって人間の精神で受け止めるには苦痛すぎる。
ひとりだけすべてを観測し続けているのは、やっぱり寂しいですよ。生命、一緒にいるひとを頼ってほしいよ。

PLとしてはHO1のかけがえのない存在!という認識ですが、グロースさんからしたら自分を人にした変な存在で、人になってからずっと一緒にいた存在で、たぶんここに長い時間が横たわっているんだろうな…と思うので全てを取り戻したあとの感情に結構乖離があるかもしれません。
発掘された当初の白骨死体に寄り添って眠る人外ふたりの光景に嬉しくなったのと、「ライカ」苗字から泣いているところがあります。
宇宙への片道旅という心細さ、完遂したあとに残るさまざまなものの話にわたしはとても弱い。新居昭乃さんのHAYABUSAを聴いて泣いています。

🌟エルダ
片割れ!!!本当に片割れ。
シナリオ中は分かたれていた時間が長くて(そのほとんどをラーラは寝てたけれど)その間を埋めるようにわあわあ添わせていただいていました。スキンシップが多めの想像。
きっと片割れ、魂の双子すぎて明確に好きだとか思ったりもしないんだろうなと追って思います。
自分の感覚の延長線上というか。
だからこそ最終戦でエルダがいなくなるとき、今からいなくなることが寂しいというより、ボロボロになっている、知らない痛みを耐えて頑張っていることに気がつくことができなかったのが寂しかったなあと感じていました。頑張りすぎNPCたち…。

卓中にラーラがコーヒー飲めないという話をしていたとき、片割れのエルダは普通に飲めるか、同じぐらい飲めないという話をできたのも片割れ解像度を共有できて嬉しかったなと振り返ります。
ふたりでひとつの完璧な存在が分かたれるの、萌えですね…。
兄弟として生まれて、どっちが上下は好きにしていい!と託していただいて、まだ悩んでいる。なぜならどっちが上でも下でも可愛いから…。


🌟ハーゲン
わりと終盤に入るまで神話に関わる様々な人をおいておいても1番分からない人でした。
けれども、卓後にシナリオ上HO1への大きい感情を持っている人だった伺ってさまざまな行動が腑に落ちたところがあります。
卓後に感情は控えめの扱いで進行してるよ、と伺ったのでその認識で話を進めますが、小さい頃の友達だと確信しているでもなしの人を自分の身を削ってでも守ろうとできる、彼もまた大きな愛の人だなと感じました。
最初の戦闘でも最後の戦闘でも、ためらいなく人のことを庇えてしまうし、苦痛の中でも誰かを思って行動出来てしまう真面目さ、ぜったい長生きできない…!!!!
他人に咎められて治る類のものではないだろうなと思うので、せめて穏やかに過ごしてほしい。
卓後HO2視点新しいお友達なので、普通に自分を大事にしてほしさ。

🌟アルバ
帰宅していきなりエプロンでキッチンに立っていたり、学芸員でもないのに勝手に作品解説していたり、本当にインチキおじさんで好きだなあと思います。
悪辣な真実を告げた後もしれっとのんびりマイペースにこちらと関わってくれるのが慈悲の一面ですね。
4話生還報酬に朝ごはんを作ってもらいます。これからも変わらず変な人…と思いながら関わっていくのでしょう。



▼PCのさまざま
🌟HO1ルークくん
・すべてを託された人!!!!!!!
事前にHO2でブリュンヒルデを頂いた時からシグルドもしくはジークフリートだったらどうしよう…と思っていました。
絶対に手にかけたくなかったから……。
シナリオ開始1話でニーベルングの指環が出てきてもうダメだ〜〜になったりもしました。
騙すことにも殺すことにもならなくて本当に良かったです。赤ちゃんのときから見ていたら尚更健やかでいてほしいですよ。

・対応の変化
2話ぐらいまではこんな因果があると予想もしていなかったので、接し方に変化が生まれてそれはそれで楽しかったです。記憶喪失さんの醍醐味の部分。
初対面自分より大きくて大変そうだなあ(アルバに置いていかれた自分と、いきなり現れたヴェルゼへの対応に混乱するさまが)だったのに!!
「やりづらい」と反応されていましたが確かにそう。
本当は記憶喪失状態の方がイレギュラーだったはずなのに…。

最初出会った時はどうだったんだろう。
「ちゃんと警察に届け出る」って言われたの、まっとうに教育を受けた大人で大好きなんですね。育てのご両親に感謝。
警察同伴で家に再度訪ねることになったのかもしれない。
悲劇的な結末に収束するとしても、さまざまなかもしれなかったの余白があるのもありがたいことですね。
もしかしたら知らない食べ物の好みの話になっていたかもしれないし、違うところへ足を運んでいたかもしれない。可能性…!!!!

・ちゃんと人間で、良い
これにつきる。様々の采配に感謝…。
もちろん人生に謎組織から追われるというわけわからんがあったり、両親がわからないとか、プロビデンスの存在とか、常人には滅多にない苦難を抱えて成長してきた人なので、ふつうの人よかは突然の事態への耐性がありそう(ここまで全部妄想)な上で、先だってさんざん告げていたグロースの本体見た時にわりとちゃんとした数値のSAN値チェックが飛んで、はづき、とても嬉しくなりました。
情報として知っていても理の外を目撃した時の人間の反応!!!!!!とてもいいシーンでした。
ラーラはきっとあっ!やっちゃった!と頭のはしで思いましたが…。
こういうのとか細胞暴走の描写とか喜んでることが透けて恥ずかしい限りです。SANc、人外と人間の差のトロのとこだから……。


▼HO2自PCについて
・まっさら
記憶喪失からぜったいたくさん記憶があるぞ!!!と身構えて行ったのですが、まさかこんなご長寿さんとはね。
個別導入でアルバから「幼い外なるもの」って言われた時からPLは人間じゃないぞ!って心構えができる構造、面白くて好きです。
本人たちが意味を知らないならわりとなんと言ってもいいと思ってるNPCさん方、マイペースで面白い。

記憶喪失由来で言葉を探しながらたどたどしく喋るから見た目以上に幼い印象になってる感じ。実のところ背はまあある。
倫理観・善悪もふわついていましたが周りの方々が正しく導いてくれたので大丈夫です。
白雪姫の継母が亡くなっているにも関わらずめでたしとされていることに疑問を抱いていた感性なので、人類取りこぼすことなく復活エンドにたどり着けてよかったなあとも思っています。
善悪の前にひとつの生命。

これからまたいろんなところに行って正しく放浪者していくのでしょう。
最初は公園のベンチで落ちてるかもしれない…と「どこでも眠れる。」ってCSに書いていたら本当に森で寝落ちしていて笑ってしまいました。

長さが結構出てきたので一旦ここで。
母たちの強さとかさまざまな芸術表現の話とかまだ掘りたいよ~~!と思っています。
まずはご一緒してくれたおふたりへの大感謝を込めてジャブのふせ…。
畳む

TRPG

expand_less