2月15日夜観てきました。

これに全然含まれない部分の話をします。
大ネタバレです。わたしの感想を見たところでトワイライト・ウォリアーズの面白さは損なわれるものではないと思いますが…。


▼全体構成の話

初手「殺人王」というネーミングに殴られたものの名前…覚えきれないかも!!大きな不安が発生しました。サングラスでいかつい男性が複数いるし……みんな色調似たような感じだし……。
そんな人間でも大丈夫!!と言わんばかりに、主要で動く人数が丁寧に絞られ、エピソードも厳選されているように感じました。九龍城砦のまわりの人物の日常描写や感情を深めていくさまがとても良くて、逆に他の人間には語られていないことがたくさんあるんだろうな……と強く思います。
もう結末がこうだとしても大ボス側のここに至るまでの話や秋兄貴まわりの話もスピンオフで出してくれませんか?そういうものが好きなので…。王九さんの与太話とか……。

わたしはこの作品を青春映画の箱にいれています。
兄貴世代の因縁に区切りをつけ、自分の信じる人たちと生きていくことを決める話。
エンドでも語られるように九龍城砦は失われた場所ではありますし、欠損や怪我の描写が結構しっかりされるように失ったものは帰ってこないけれど生きていくことを諦めない、希望作品。2025映画館初めがこの作品で良かったな~~~!!!と思います。

▼愛ゆえに手を離す人間

これこれこれ
まずこれが好きな人みんなに観てほしい

同じ考えで同じ敵に立ち向かったことでぐっと距離を縮めた4人、その中でも立場が強くありそうな信一と十二少が言葉少なに洛軍を逃がそうとする描写でまず泣き、さらに秋兄貴との義理もある龍さんが静かにいなくなれと告げるあのシーン、とてもとても良かったですね………。
あれだけ楽しそうに麻雀をしていた友人で、ずっとここにいたいと言って、安心して眠ることができたと打ち明けてくれた大事な洛軍を、「ここじゃなくても生きていてほしい」と思って逃がそうとするのあまりにも大きな愛情の部分ではありませんでしたか?
別の誰かを裏切ることになるとわかっていても、自分の強い感情で動くことを決めるの、良かったな……たとえこの一幕では失敗するとしても、巨大愛でしたね。

▼日常のシーンが大変好み

洛軍への信頼を育み育まれる流れの部分の描き方がとても好きでした。
簡単だろ!!!って無茶苦茶言われる料理ができるようになっているような成長はなかったけれど、自分ができる肉団子を作っているところ、可愛かったな。いかつい男性がちっちゃい子にお仕事教えられて小さくなってちびちび作業するさまから得られる栄養があります。
お料理教えてもらうパートだけ作画がナガノさんだったな…。

大好きでつい挟んじゃいましたがマージャンのとこ、良かったですね…………。膝を突き合わせて、ちょっとしたちょけをはさみながらも遊ぶ人たち。これが彼らの日常の象徴で、再会した後も変わらず3:1マージャンしているさま、やっぱり泣いてしまいますよ。
愛おしい日々があるからこそ喧嘩パートでの失えないものの重みが演出上増しており、アツかったですね~~~!!!!

ご飯をたくさん食べて、少しでもいいところで眠ってほしいという龍さんの愛情の描き方……。秋兄貴の「つぶれるまで飲めよ」と十二少にニコニコで告げるのも可愛がっているのが伝わる一言で好きでした。

相手の前で無防備に眠ることができる・自然に起きるのをただ待つことができるというのを無上の愛だと思っているフシがあるので、理髪店でのやりとりで大変に食らってしまいました。ハレのちグゥの影響ですね。

▼兄貴世代の因縁までたどり着けなかった

龍さんと陳占の関係が、ただの敵対や恨みあいではないこと、秋兄貴が復讐と自罰で一生を過ごしてきたこと、リアルタイムで差し込まれるこれらを食らう余裕が正直なかった…!!!!!とても悔しい反省点です。
洛軍まわりの動きを追っていくだけで精一杯でした。
インタビューなどを少しずつみてこれらの情報をすすっています。

▼怪我描写のメリハリ…

結構痛そうな喧嘩描写が続くものの、けろっと立ち上がる姿が続く本作。
そんな中での信一の指を切り飛ばされる描写、光っていましたね……………。大けがを目にして慌てて止血に走る人→遅れて痛みを自覚して悲鳴をあげる、あのさま丁寧で良かったです。他がさらっとしていたからより際立っていました。

▼もう一回見に行きたい

結果こうです。
みんなの性格や関係をインプットしたうえでアクションとか画面の端でなにやってるかとかもう一回見に行きたいよ~~~~!!!という気持ちです。
ハイローザワクロも同じ理由で2回行ったな…。アクションものってこうなる定めなのかもしれません。